こんちには!たけしです!
16歳でエレキベースを始め、気がつけばベース歴10年を超えていました。
社会人となった今はバンドからはやや遠ざかってしまいましたが、今でもたまにスタジオに入ったりライブをしたりしています。
程度はあれどベース歴10年を迎えたので、これから始める人にオススメのベースや、その選び方を書きたいなと思います。これを読んでくれているあなたの一助になれば幸いです。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ちゃんと考えたよ[/chat]
目次
初めてのベースの選び方
初めての1本は愛せるモノを
ベースの選び方は極めて単純で使っていてテンションが上がるものを買うべきです。
「なんだそんな決め方か・・・」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、自分が好きだと思えるモノを使うということは上達の上でかなり重要だと思います。
「本当はあれが欲しかったけど、高くて買えなかった」という気持ちは痛いほど分かります。
ですが、そのような場合でも、限られた予算内で買える「このベースなら好きだ!」と思えるベースを探しまくりましょう。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]この記事で言いたいことの大半はもう言えた[/chat]
こういうベースは要注意
初めての1本目は愛せるモノをとか言っておきながら、「1本目にそれは止めておいたほうがいいんじゃない?」というものもあります。
変形ベース

こういう変わった形をしているやつですね。
なんでやめておいたほうがいいと思うかというと、理由は2つあります。
- 単純に座って弾きにくいものが多いということ。
- 音楽の嗜好の観点から。
2番目について補足をすると、変形ベースを欲する人はヴィジュアル系ロックバンドや、ハードロック、ヘヴィメタルが好きな方が多いんじゃないかなと思います。
しかし、人の音楽嗜好は徐々に落ち着いた方向へ流れがちです。
今、そういった激しめのサウンドが好きなでも、やがて好みの音楽が変わることなんて総じてあります。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]私もそうでした[/chat]
端的に言うと、そういった趣味性の強いベースは2本目以降にした方がいいんじゃないの?というのが私の意見です。
アーティストモデル

プロベーシストの使っているベースを再現し販売しているベースです、シグネイチャーモデルという表現がされることも。
日本国内ベーシストだと、ハマ・オカモトさん、KenKenさん、日向秀和さん、などモデルのベースが各ブランドから販売されています。(もちろん他にも沢山のベーシストのモデルが販売されています)
これも趣味性が高いので「2本目以降の方がいいんじゃない?」と思います。ずっとそのベーシストを好きでいれる保証はどこにもありません。
また、アーティストモデルのベースを売却する際にも、欲しい人が限られているので価値が落ちがちです。
定番のベースはこれだ
結局のところ、「1本目はスタンダードなモデルが無難かな」という風に思います。
ギターだとスタンダードなモデルというと沢山ありますが、ベースでスタンダードと言えるものは恐らくこの『プレシジョンベース』と『ジャズベース』の2本かなと思います。
プレシジョンベース

Fenderが生み出した世界初のエレキベースです。通称『プレベ』。
世界中のベーシストから愛され、本家の『Fender』『Squier』以外からも多くのメーカーからプレベタイプのベースが販売されています。
次に紹介するジャズベースに比べて、中音域が特徴的で、温かみのあるファットな音がします。オノマトペで表現するならば『ブリブリ』でしょうか。
また、操作系がシンプルで『ボリューム』と『トーン』の2つのみ。
細身のルックスとシンプルな操作系から無骨なベースとしてのイメージがつき、ピック弾きがメインのロックベーシストから愛されているイメージです。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]未だにプレベと聞くとスティーブ・ハリスを連想してしまいます[/chat]
ジャズベース

プレベと同じくFenderが元祖です。
世界初のエレキベースであるプレベを改良したモデルとして製造されており、誤解を恐れずに言うならばプレベの上位互換という見方も出来ます。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””](こんなこと言うとプレベ派に怒られる・・・)[/chat]
ピックアップ(弾いた弦の振動を拾うパーツ)がセンターに集まっているプレベに対し、ジャズベはフロント側とリア側に一基ずつあり、それぞれのピックアップのボリュームを操作するノブが付属している為、プレベよりも幅広い音作りが可能です。
どんな音楽ジャンルにもマッチする万能なベースであり、ベースを1本だけ選べと言われたらジャズベを手に取る人が多いのではないかなと思うほどです。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ジャズベースという名前ですが、ジャズ向けのベースという訳ではないですよ[/chat]
もちろん、「最初のベースはジャズベかプレベにした方がいい」という訳ではありません。
繰り返しになりますが、好きなものを選ぶべきです。
ですが、やはり定番のベースですので、これからベースを始めるにあたっての知識として知っておいた方がよいかと思います。
3万円から8万円の価格帯のものがいいのではないかと思う
さて、ここまでで『初めの1本は定番のベースが良いと思う』ということ『定番のベースとしてプレベとジャズベの2本』があることが分かりました。
次に、初めてのベースとしてどれくらいの価格帯のモノがいいのか、という点です。
個人的な意見としては「価格なんて気にせず欲しいものを買え!」なんですが、いくらくらいが相場なのか分からないまま高価な買い物をするのは怖いですよね。
なので、独断で決めますが、3万円から8万円くらいがいいんじゃないかなと思います。
明確な理由があるわけではないのですが、今まで知人の楽器購入に付き合ってきた結果「大体がこのくらいの金額に落ち着いた」というのが理由です。
このくらいの金額であれば、まあ間違いないかなと個人的には思います。
手が小さい女性も大丈夫!
幼児〜小学生なら別ですが、中学生以降なら手が小さくても気にせず標準的なサイズのベースを買ったほうがいいと思います。
私も身長175cmの成人男性にしては手が小さく、手の大きさが女性とほぼ一緒なんてこともよくあります。
何故ベースに手の大きさが関係ないかというと、和音を抑えることがほぼ無いからです。
ギターやピアノのような複数の音を1つ手で押さえるとなると手の大きさが関係してくるかも知れませんが、ベースの場合は単音なのでさほど問題ありません。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]むしろ手の小さい女性の方が工夫している分、運指が綺麗な気がします[/chat]
一応、ショートスケールと呼ばれる竿の部分が短めなベースは存在するのですが、種類も少ないですし、激的に弾きやすくなるのかというと正直微妙なところです。
この辺は楽器店などで試奏してみるのが一番かなと思います。
左利きでも右利き用を!
左利きの方にとって、右利き用のベースを買うか、左利き用のベースを買うのかが気になるところかと思います。
結論として、よほどのこだわりがない場合右利きで始めた方がいいです。
というのも、初めてベースを弾く場合は右利きだろうが左利きだろうが弾けません。そして、残念なことに左利き用のモデルはかなり少ないです。
[chat face=”takeshi-icon.jpg” name=”たけし” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]少ない数の中からしか選べないという状況は辛いはずです[/chat]
また、左利きだと教本などで出てくる手を全て逆に読み替えなければなりません。かなり練習効率が悪くなると思うので、出来る限り右手で始めた方がいいかと思います。
多弦ベースはちょっと注意!
ベースの弦が5本以上あるものを多弦ベースと言います、そのままですね。
5弦ベースは、4弦ベースよりも低音側に1本弦が増えます。
この弦の開放音がLow-Bと呼ばれるものなのですが、その低音を綺麗に出せる低価格なベースは少ないと言われています。
「多弦ベースは止めておけ」とは言わないですが、ちょっと注意が必要かもしれないので、身の回りに経験者の方がいらしたら一緒に楽器屋へ来てもらったほうが良いかもしれません。
次はオススメのベースについて書きます
この記事では、ベース選びの考え方や要注意点について書きました。
次回にこれらを踏まえた上で最初の1本にオススメのベースについて見ていきたいなと思います。